生命保険の営業マンの勧誘に対して言ってはいけない11の断り方と、たった1つの正解

保険初心者「生命保険の営業や勧誘ってダルくてウザいな。全然諦めてくれないし…知人から頼まれると断りづらい、なにか良い方法ないかな。」
こんな疑問に答えます。
生命保険のどんな営業や勧誘もピタリと止む、正解の断り方をお教えすると同時に、こう断ると、より相手を助長させて勧誘が激しくなってしまう、11の言ってはいけない断り方も紹介しておきます。
難しい話はないので、5分もあればサラッと読めます。
目次
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なぜ保険の営業マンは勧誘を断っても諦めないのか
一口に営業マンと言っても、いくつかタイプがあります。
- いわゆる保険の営業マン:スーツ姿のスマートな感じの人。外資系保険会社の営業マンに多いタイプ
- 生保レディ:仕事場にやってくる女性のイメージ。日本に生命保険を浸透させた人たちで、日系の大手生命保険会社に多いタイプ
保険の勧誘に来る営業マンたちの給与体系や労働環境
生命保険の営業がしつこくなりがちな理由は主に3点かと思います。
- 給与体系が完全歩合
- 貴重な見込み客
- 生命保険は潜在ニーズを掘り起こす必要あり
完全歩合
お客さんから契約を取れなければ、収入がゼロになるという、固定収入がゼロの厳しい世界で、うまくいけば青天井ですが、ダメなら一気に廃業に追い込まれます。
このように生活がかかってる度合いが半端ないので、当然保険の勧誘は、粘り強く食らいついていくことになります。
貴重な見込み客
街角でよく見るティッシュ配りを想像してください。一度断られているのに、どこまでも追いかけてティッシュを渡そうとする人っていないですよね。
なぜかと言えば、通行人はわんさかいて、断れても次トライすればいいからです。手玉が多いということです。
居酒屋や夜のお店のキャッチや、街角のナンパも同じです。しかし生命保険は、そんな軽々しく話しかけて、契約できるような代物ではありません。
数少ない貴重な見込み客の一人だとすると、そう簡単に諦めるわけにはいきません。
生保レディに関しては、ノルマがきついという労働環境が効いていることが多いです。ノルマをクリアするためには、ガンガン営業していかないといけないです。
生命保険は潜在ニーズを掘り起こす必要あり
保険ってすぐさま必要なものではなく、将来のための備えですよね。
日本と違い、発展途上国の国々では、まったく保険は普及していません。目先の生活で精一杯なのもありますし、将来のための備えという概念がまだ希薄なのが大きな原因です。
ということで、なんども説明をして、生命保険の重要性を分かってもらうために、一度断られたくらいじゃ諦めないわけですね。
さて、保険業界や営業マンの背景が分かったところで、どうしても断りたい時にどうすれば良いか。背水の陣で仕事をしている人たちに対して、脳をじっくり経由しないで、反射的に口から出た言葉で断っても、逆効果です。格好の的になります。
やってはいけない生命保険の断り方11個
まず生命保険を勧められた時に、とっさに出てしまいそうな断り方を載せておくので、単純に言わないように気をつけてもらえればOKです。
保険は親族に任せているので
生命保険の断り方の正解として割とポピュラーに紹介されていますが、結構脆いと思います。本当ならまだ良いのですが、ウソだときついです。
- ちなみにどこの保険入ってるんですか?
- 勉強のためにプランを見せてもらえませんか?
と突っ込まれて終了です。それでもボヤかせば良いのかもしれませんが、たぶん怪しいですし営業マンの見込み客リストから消えることはないんじゃないかと思います。
すでに保険には入っているので
これも危険度高いです。先ほどと同じパターンで、突っ込まれて、更に深追いしてきます。
- 勉強のために、今のご契約内容を見せていただけませんか?
- 古い保険は時代に合っていない可能性があるので、新しい保険をご説明しましょうか
ちょっと保険料が高くて、今は余裕がない
一番言っちゃいけないかもしれません。よりリーズナブルなものを提案されて終了です。年齢にももちろんよりますが、安い保険だと月1,000円でも入れます。
例えば、収入保障保険もしくは医療保険という安めの保険で試算してみると良いです。(実際に手を動かすと記憶にしっかり残るのでぜひやってみてください)
ご自分の年齢で保険金額を一番低く設定してみてください。
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ランチ1回分くらいの価格の保険もあるくらいですので、余裕がないって通用しづらいです。
ちょっと家族と相談します
人生ゲームでいうと、振り出しに戻るという感じで、断り文句にはなっておらず、先延ばしにしてるだけですね。引き続き勧誘は続きます。
今は必要ありません
健康な今こそ入っておくべき!病気になってからでは遅い!と言われます。
生命保険の大きな特徴でもあるのですが、健康なうちしか基本的に契約できないです。
多くの人々の、”もしも”の時に助けるのが生命保険会社の役目ですが、不健康な人まで救っていたらお金が足りなくなってしまいます(不健康な人も入れる保険は、保険料が格段に高くなります)
利率が低いので
貯蓄性の保険を勧誘された時に、つい出がちな断り文句です。
2019年時点で、日本は過去類を見ない低金利で、貯蓄性の保険は軒並み、史上最低レベルで魅力がありません。
こちらは金利高いので、断り文句が破綻してしまいます。
為替リスクが怖い
米国ドルで運用するので、例えば100万円を払って、1万ドルにしたとします(1ドル100円と仮定)。
これを運用した結果、数十年後にめでたく2万ドルになったとしても、200万円になるとは限りません。めちゃくちゃ円高になって1ドル10円になったら、たった20万円にしかなりません。
あとあとになって、損したじゃないか!!となるのを防ぐため、営業マンからも為替リスクの説明はしっかり受けることになります。(もちろん逆の円安となって大得する可能性もあります)
さて、この断り文句は割と有効そうですが、おそらく日本は先行き怪しい。”円”の価値が下がるのは目に見えている。一方で米国の”ドル”は下がることは考えづらい。という感じで、力説されると思います。要するに、スパッとうまく断れてないです。
今忙しいので
また時間をおいて連絡が来ます。勧誘は終わりません。
いま持病があって
持病でも入れる保険を提案されるので、終わりません。普通の保険に比べて保険料は高くなりますが、実際にあります。
もし興味があれば、ご自分の年齢で比べてみてください。
例えばオリックス生命の、普通の医療保険(新キュアという名前)と、持病がある人向けの医療保険(キュア・サポート・プラス)があります。
これも実際に手を動かして、ポチポチクリックをすると、頭に残りますし、生命保険の理解が深まるのでぜひやってみましょう。
独身なのでお金を残す人がいない
さて、11通りの断り文句をみてきましたが、営業マンも生活がかかってますので、何を言おうと食らいついてきます。きっと皆さんが逆の立場でもそうすることでしょう。こんな最強の保険の営業マンに太刀打ちするためにはどうすれば良いのか。
私が思う正解の断り方をお教えします。
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生命保険の断り方はこれ1択
魔法の言葉と言うほどのことでもないのですが、これを言っておけば反論のしようがない、というか粘ると人格疑われるので、普通の人間なら引くしかない言い回しです。
これでOKです。粘りようがないと思います。何せ言えない事情なので。
触れてはいけない感、話したくもない感を出して、申し訳なさそうに言うのがポイントです。親しい知人でも使えます。
A子「B子ちゃんは父の日に何プレゼントするの!?」
B子「うちお父さんいないんだよね」
となったらめちゃ気まずいですよね。二度とお父さんの話を振ることは無いでしょう。
こんなイメージの空気をつくればOKです。言えない事情があると言いましょう。
生命保険って事情があって入れない人が結構いるものです。保険に入れないってよほど何かある人で、つまり好奇心では聞けない領域ということになります。
これで二度と保険についての話題は振られないことでしょう。知人を紹介してみたいな話題も振られなくなる可能性が高いと思います。
めちゃくちゃ使えるので、困った時にはぜひご活用ください。