生命保険で損をしないようにするための方法と対策

保険初心者「生命保険で損をしたくないので、気をつけるべきことを知りたい。どうすれば良いですか?保険で損するって具体的にどう言う時ですか?」
このような疑問に答えます。
生命保険は複雑な商品ですので、よく分かっていないと、簡単に予期せぬ損に見舞われますので注意が必要です。
必要なのは注意というより勉強なのですが、勉強の仕方も含めて詳しく解説します。
車を買うときには、なんでこんな重い鉄の塊がガソリンで動くんだ、みたいな仕組みを理解する必要はありませんが、生命保険は金融商品ですので、仕組みがお金という一番大事なものに直結します。
詳しいに越したことはないです。私は保険のプロに任せてるから大丈夫!という方は、そもそもこの記事を読んでいないかもしれませんが、こちらを読まれることを全力でオススメします。
国民全員が生命保険を勉強して理解する必要があるワケ【勉強方法とおすすめの本も】
日本人の多くの方が、生命保険はよくわからないから、知人任せという感じだと思いますが、保険は死ぬほど高価な買い物ですので、人任せはめちゃくちゃ危険です。今保険を検討中の方も、すでに契約されている方も、保険をちゃんと勉強しましょう。おすすめの教材や本あり。
目次
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生命保険は期待値では圧倒的に損
生命保険の仕組みでまず知っておくべきなのは、確率的に言うと(期待値と言ったりしますが)、そもそも生命保険は損ということです。
宝くじや競馬で考えると分かります。運営元は、宝くじや馬券を売って集めた金を全額当選金として返すわけではありません(競馬は75%、宝くじは約半分のみ分配)。
保険会社が得をする=客は損
これを理解すると、生命保険の考え方がだいぶレベルアップします。
生命保険とギャンブルの共通点と、知っておくと人生で得する、決定的に違う点
生命保険とギャンブルは根本的に同じもので、生命保険をより良く理解するにはとても良い題材です。しかし決定的に違う点もありまして、ここまで腑に落としておくと、より生命保険をうまく活用できて、高くなりがちな保険料を節約できることにも繋がります。本や雑誌、営業マンがあまり語ってくれない内容を説明しますね。
保険会社は慈善事業をしているわけではないので、当然得するようにできています。
保険会社はお客様からの保険料で、保険を販売した人への報酬(結構な額です)、諸々の経費を賄って、それでもなお会社に利益が残るようにしていますから、当然平均的には、保険を契約した人たちは損します。
このような生命保険のカラクリのような話は、こちらで詳しく解説しています。
読むとあなたの生命保険のレベルが10上がります。
生命保険の裏側やカラクリを解説【保険会社社員も知らない】
生命保険はなんとなく騙されている感じがして信用ができないという人のために、保険会社がどうやってお金を儲けてるのか、裏側やカラクリを解説します。保険会社の社員ですらちゃんと理解している人は少ないですので、さらっと読んで生命保険の仕組みを理解してしまいましょう。
さてこう言う仕組み的な損はさておいて、予期せずして保険会社に騙される感じの損をされる方も多いですので、対策をお教えします。
生命保険で損しないための唯一の方法は、自分でちゃんと勉強すること
私は保険会社で商品開発に携わっていたのですが、保険商品に対してどんなクレーム(不満)がお客様から上がってきているのか見る機会が毎月ありました。
クレームのほとんどは勉強不足または言いがかり
いじめが起きた時に、いじめっ子だけじゃなくて、いじめられた方も悪い、という考え方がありますが、保険のトラブルに関していえば完全にコレです。
保険会社の方は全く悪くないということではないですが、お客さんの方が、契約時に全て決まっていて、とてもわかりやすく、目立つところに書いてあることを、今更文句言うというパターンが非常に多いです。
- 保険会社が悪い!
- 営業マンの説明が不十分だ!
- ふざけるな!金返せ!
と言うのは自由なのですが、そう言っても何も変わらないと言うか、虚しいだけなので、やはり自分でしっかり勉強した方が良いという結論になります。
生命保険に入ってると、少し節税できるよという書類が秋口に送られてくるので、そのタイミングで契約時の書類を一式出して復習するようにすると良いです。分からない点は、保険を契約した相手に躊躇なく聞いてみましょう。
知人や信頼できる人に保険は全て任せているので安心だ!という人はとっても危険なので、いますぐその考えは改めた方が良いです。
知り合いや友人からは生命保険に入らない方が良い【理由は3つ】
保険は知人に任せてあるという人は日本には数多くいると思いますが、やめたほうがいいです。トラブルの元になる可能性が高いですし、そんなリスクを犯さなくても、もっと安く保険に入れる方法はあります。自分の家を買うときに、人に勧められた場所と家をそのまま買わないのと同じですよ。
あなたに保険を勧めてきたその人は、いつまでも永遠に助けてくれる訳ではない
そのうち転職するかもしれませんし、連絡がつかなくなるかもしれません。”もしものこと”が、あなたではなく、その営業マンに起こるかもしれません。
そもそも仮に損するようなことが起きても、営業マンなり、保険を勧めてきた人には、特段責任はありませんし、契約の時ほど親切にしてくれるとは限りません。
営業マンは、保険の契約をGETすると、販売手数料(報酬)を保険会社からもらえるのですが、これは大半が契約時に払われますので、あとの期間は特段お金が発生しません。あなたに親切にしようと、しまいとお金に影響はないわけです。
極論を言えば、数年後にバックレようと自由ということです。
郵便局で高齢者が訳わからない保険を契約させられて、後々損した時に担当者に文句を言おうと思ったら、もう転勤でいなくなってた→泣き寝入りみたいなことはいくらでもあります。
もう分かりましたね。損しないためには、自分の身は自分で守りましょう。
生命保険の本質は思っているより難しくありません。少しずつこのHPで学んでいきましょう。
国民全員が生命保険を勉強して理解する必要があるワケ【勉強方法とおすすめの本も】
日本人の多くの方が、生命保険はよくわからないから、知人任せという感じだと思いますが、保険は死ぬほど高価な買い物ですので、人任せはめちゃくちゃ危険です。今保険を検討中の方も、すでに契約されている方も、保険をちゃんと勉強しましょう。おすすめの教材や本あり。
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生命保険で損する具体例
生命保険で損した!!と言う人たちのクレームの具体的な内容を紹介します。
失敗から学ぶのが人間の得意技ですので、ぜひここを重点的に読んで、同じ轍を踏まないようにしましょう。
解約したら保険料が全然返ってこなかった!
信じられないかもしれませんが、結構あるクレームです。
いわゆる掛け捨て保険に加入してから、ずっと健康で病気をせずに済んで、要するに保険のお世話にならなかった人が言いがちです。
身の危険を感じて、ボディガードを雇ったとしましょう。結局襲われるようなことはなかったとして、ボディガード代を返してもらうって無理ですよね。
保険料は預金ではないです。あなたのお金はもちろん保険会社の利益や経費になっていますが、何よりあなたと同じように保険に入って、残念ながら”もしものこと”が起きてしまった人に対する支払いに充てられています。
これが保険の基本的な仕組みです。本質です。
自分は何も起きなかったんだから、お金は返せ、はめちゃくちゃ勉強不足です。
解約したら思ってたより全然お金が貯まってなかった
これもとても多いクレームです。
あとは学資保険や終身保険のような、貯蓄性の保険に入った人が、想像していたよりお金が貯まっていないくて生じるクレームです。
保険は契約してからすぐ(10年以内)解約すると、かなり貯まった額が目減りしてしまうのですが、そこで解約して大損する人も結構います。
これらは酷な話のようですが、保険会社の気まぐれで損したわけではなくて、契約時に全部決まっている数字です。
いつ解約したら、これだけ返ってくると言う情報は分かっていたことなのです。
- 契約時、または内容を復習するときは、いつ解約したら損なのかをしっかり頭に入れておきましょう。
- やむなく早期に解約してしまう場合には、それまでに払った保険料の総額より大幅に低い額しかもらえないことを知っておきましょう。
勉強不足以前に、自分の契約のことをちゃんとわかっていれば防げるクレームでした。
医療保険が勝手に更新されていた!保険料が爆上がりしていた!
これもよくあります。保険料が上がるとは聞いていたが、こんなに上がるなんて聞いてない!!というパターンです。
これも厳しいようですが、勉強不足です。
これもギャンブルで考えると凄くわかりやすいですが、当選確率が上がれば、それだけ必要なお金が増えます(逆に言えば、当選金が低くなる)。
歳を重ねるごとに当選確率(死亡する確率、入院や手術する確率)は増えていくのですが、それは特に60代以降で爆上がりします。
つまり保険料も爆上がりします。保険料は不当に、理不尽に上がっていくものではなく、ちゃんと理由があって上がっていくものと考えてほぼ間違いないです。
手術をしたので給付金を請求したら、保障対象外だった!今まで払ってきた保険料はなんだったんだ!
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、医療保険は手術をした時に給付金がもらえるものがあります。
宝くじで例えると、1等1億円が当たる宝くじで、1等の当選番号と数字1桁だけ違う、本当に惜しい宝くじを引いてしまったようなものです。
手術の例も同じです。たまたまかかった病気、手術の種類が保障の範囲外だったのは、もうどうしようもないことです。気持ちは重々分かりますが…。
「保険料を払っていたのに」と言いますが、その保険料は、保証の範囲内にある手術に対するお金ですので、残念ながら対象外だった手術に対するお金、保険料ははなからもらっていないのです。
保険は詐欺だ!大損した!ということではないのです。
保険で損する一般的な例を知ったあとは、具体的に商品別の注意点を知る
実際に今保険を検討している方、または今契約している保険を見直そうとしている方は、商品別の注意点もしっかり知っておきましょう。
メジャーどころの保険商品については、こちらをぜひ参考にしてください。(すみません、いま工事中です。がんばって書いています)
約100万円以上する買い物なのに、よく分からないで契約するのはヤバいです。
知人に勧められるがママに、よく分からず保険に入ったなんて正気の沙汰じゃないですよ。
このHPをぐるぐる回って色々読めば、生命保険で騙されることはなくなるはずです。