絶対にファイナンシャルプランナー(FP)に保険を相談してはいけない理由

保険初心者「ファイナンシャルプランナーって何だか響きが良くてカッコいい!生命保険のことも信頼して相談できそう!」
という意見に反論します。
保険の営業マンと聞くと、信用できなさそう、怪しいというイメージを抱いて警戒する人が多いと思いますが、ファイナンシャルプランナー(FP)という肩書きを持つ人もかなり注意が必要だという話をしていきます。
この記事にたどり着く前に、生命保険のウェブサイトをいくつかご覧になったと思いますが、そのサイトの筆者はファイナンシャルプランナーの確率が高いです。中立で的確なアドバイスをしてくれる人だと勘違いして、警戒心が薄れがちで信用してしまいやすいので、敢えて名指ししてます。
目次
- そもそもファイナンシャルプランナーって何者?
- ファイナンシャルプランナーに保険を相談してはいけない理由【読めばすぐわかる】
- じゃあ保険は誰に相談したら良いの?
- ファイナンシャルプランナーに注意しましょう
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そもそもファイナンシャルプランナーって何者?
ファイナンシャルプランナーは、資格の一種です。試験に合格した人は、ファイナンシャルプランナーと名乗れます。
資格には段階があって、一番よく見るのは2級のファイナンシャルプランナーで、かく言う私も試験は受かってます(お金かかるので資格は取得していませんが)。運転免許の学科試験のようなもので、誰でも勉強すれば受かります。
1級となると結構すごいです。難しいと思います。一見すごそうですが(実際にすごいと思います)、なんでこの人たちに保険を相談してはいけないのか。
ファイナンシャルプランナーに保険を相談してはいけない理由【読めばすぐわかる】
理由はめちゃくちゃ簡単です。
先ほども言いましたが、ファイナンシャルプランナーは、相談者のことを色々ヒアリングして、あらゆる面から資金計画を立てて、提案をするわけですが、結局この人たちの収入源は、保険を売って報酬を保険会社からもらうことです。
※相談料をとるだけで、保険の販売をしていないファイナンシャルプランナーや、事務所もあります。この方たちは今回の話には当てはまりません。今の日本では、あまりメジャーではないので、有料相談を受けるより、無料相談にして間口を広くして、保険販売をする方が儲かります。
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ファイナンシャルプランナーの立場になって考えましょう
あなたは金融の知識を幅広く持ち合わせている、ファイナンシャルプランナーです。あなたの元に、保険について全くわからず、あなたの言う通りに全部したいと思ってます。と言う人が現れたとします。
- Aというシンプルで安い保険を契約してもらえば、10万円
- Bという普通めの保険を契約してもらえば、30万円
- Cというかなり手厚い保障で高価な保険なら100万円
報酬(販売手数料)がもらえるとします。相談者にはどうやらAの保険がぴったりそうです。
あなたは理性を持って10万円の保険を勧められますか?
生命保険が恐ろしいのは、保険の提案に正解はないということです。
Aのシンプルな保険が、相談者には合っていそうと書きましたが、人によって考え方は違います。
正確にいうと、100万円の販売手数料がCの高価な保険を売るための方便はいくらでも考えられます。
- 若くて健康なうちに、手厚い保障を受けられる保険に入っておいた方が良い
- 将来どんどん保険料は高くなっていきますよ
- 人口減少で日本の景気は落ち込んでいくので、今のうちから手厚い保障で安心を手に入れた方が良い
正義がゆがむ
人によって正解も正義も違いますし、なんでも言えてしまうんですね。
仮にあなたがファイナンシャルプランナーなら、Cの保険を販売して、100万円GET!という感じになるのではないでしょうか。
これは保険を色々勧められる話でしたが、まだまだ話は続きます。
販売手数料の高い保険会社の商品を売られるリスク
先ほどの例ほど極端なことはないですが、例えば医療保険がオススメですと言われたとしましょう。
医療保険はどこの保険会社も扱っていますが、ファイナンシャルプランナーが保険を契約させて得られる販売手数料は、保険会社によってだいぶ差があります。
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じゃあ保険は誰に相談したら良いの?
そんなに偉そうに語るなら、お前に保険を相談してやろうかと思ってくださった方はありがたいのですが、相談は受け付けておらず、私の考えはほとんどこのウェブサイトに書こうと思っているので、ぜひ色々ご覧になってください。
結論:自分で徹底的に勉強すべき
まずは難しいと言って嫌がらず、自分で勉強しましょう。なぜなら、先ほどの例のように、無知のままでいると、保険会社や、代理店の都合の良いように契約させられる恐れがあるからです。
国民全員が生命保険を勉強して理解する必要があるワケ【勉強方法とおすすめの本も】
日本人の多くの方が、生命保険はよくわからないから、知人任せという感じだと思いますが、保険は死ぬほど高価な買い物ですので、人任せはめちゃくちゃ危険です。今保険を検討中の方も、すでに契約されている方も、保険をちゃんと勉強しましょう。おすすめの教材や本あり。
まずは自分にどんな保障が必要なのか、自分で勉強して考えましょう。保険の必要性についてどう考えれば良いのかは、こちらで説明しています。
生命保険が本当に必要か検討する方法【国の社会保険制度は必修】
生命保険に入るということは日常に潜むリスクに備えるということですが、リスクへの備え方は他にもありますし、備えないという選択肢もあります。「もしものことが起こったらどうするんですか?」と問いかける保険の営業マンも、通り魔に遭うリスクは準備してないですよね。この記事を読めば、生命保険の検討の仕方がさらっとわかります。
あとは、保険会社、商品の良し悪しを選べばOKです。
それについてはこちらで詳しく解説しています。
生命保険の良し悪しの見分け方【実にシンプル】
保険の良し悪しの見分け方はいたって簡単なので、さらっと覚えて自分の保険選びに生かしましょう。生命保険ってよくわからない。どの保険が良いかもわからないので、保険選びはぜんぶ人任せという人は結構あぶないですよ!
同じような商品を各社揃えていることが多いですが、一番安いところ選びましょう。
保険ショップに行けば教えてくれます。問題なければ、そのままそこで契約すればOKです。
保険見直し本舗とか保険の窓口とか、よくCMで耳にする大手がオススメです。
こんな保険もありますけど、どうですか?と勧められることもあると思いますが、必要かどうかは絶対に自分で判断してください。「まぁあなたが言うなら入ろうかな」とか死んでも思ってはダメですよ。
ファイナンシャルプランナーに注意しましょう
冒頭の繰り返しですが、ファイナンシャルプランナーは営業マンの感じがないので、警戒心が薄れる人が多いです。
ネットで生命保険についての記事を読むときも、筆者に注目してください。びっくりするくらい、ファイナンシャルプランナーが書いてます。
さも、中立でもっともらしいことを言ってますが、自分も保険を売って生計を成り立たせてている人がほとんどですからね。
何だかカッコいい響きがする、スマートさが出ている肩書き、ファイナンシャルプランナーにご注意を。