生命保険の良し悪しの見分け方【実にシンプル】

保険初心者「生命保険に入らなきゃとは思ってるけど、保険会社も商品の種類もいっぱいあって、どれが良くて、どれが悪いか分からない!」
そんな方が記事を読み終わる頃には、自信を持って保険の良し悪しを見分けられるように解説します。
学資保険であろうと、医療保険であろうと、全ての保険について共通して言えることを書きます。
目次
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保険の良し悪しの前に、要か不要か
保険会社や商品の良し悪しの前に気にすべきなのは、そもそも本当に生命保険が必要なのかどうかです。
月々数千円〜数万円で保険は入れてしまうので気づきづらいですが、契約期間は長期に渡りますので、1ヶ月1万円払うだけで、10年で120万円、30年なら360万円もかかります。
車いらないし乗る必要ないのに、もしくは免許すら持っていないのに、カーディーラーに説明聞きに行ってたら無駄ですよね。ダイエット中に、スーパーマーケットにチョコレート探しに行ったらダメなわけです。必要ないのですから。
- 本当に生命保険が必要なのか心配になってきた
- 自分がいま入っている保険が適切なのか確かめたい
生命保険が本当に必要か検討する方法【国の社会保険制度は必修】
生命保険に入るということは日常に潜むリスクに備えるということですが、リスクへの備え方は他にもありますし、備えないという選択肢もあります。「もしものことが起こったらどうするんですか?」と問いかける保険の営業マンも、通り魔に遭うリスクは準備してないですよね。この記事を読めば、生命保険の検討の仕方がさらっとわかります。
生命保険の良し悪しの見分け方
簡単な例で、定期保険について考えます。
こんなシンプルな定期保険でも、日本に43社ある生命保険会社で価格は結構違います。
試算してみましょう
保険会社によっては、定期死亡保険という言い方をしてるところもありますが、とにかく「定期」「死亡」の文字を頼りにどうぞ。
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では、どの保険会社にすればいいの?という本題に移りますが、簡単です。
極めてシンプルで、誰でも思いつきそうな結論ですが、色々疑問が湧いてくると思います。

保険初心者「安いってなんだか不安だな。安かろう悪かろうみたいなことないの?」
野菜やお肉、宝石のようなものなら、あまりにも安いと不安になるかもしれませんが、保険商品に限っては、イカサマとかできないですし、食べたらお腹壊したみたいな、契約したら実はとんでもない保険だった!みたいなことはないです。あるとすれば勉強不足か、営業マンの説明不足。
安い生命保険を提供できる会社は、
- 会社側の儲けが他社に比べて少ないか
- 会社の努力で諸々の経費を削っているか
- 保険を販売した営業マンに払う手数料が低い
など、とかくどれも会社側の都合の話ですが、色々頑張っていると考えて大丈夫です。
この保険の裏側やカラクリについては、まさに私が保険会社にいた時に、携わっていた内容なので、もし興味があれば、こちらの記事を読んでみてください。面白いかもしれません。
生命保険の裏側やカラクリを解説【保険会社社員も知らない】
生命保険はなんとなく騙されている感じがして信用ができないという人のために、保険会社がどうやってお金を儲けてるのか、裏側やカラクリを解説します。保険会社の社員ですらちゃんと理解している人は少ないですので、さらっと読んで生命保険の仕組みを理解してしまいましょう。
お金が貯まっていく系の保険も同じ理屈
私は保険でお金を貯めようとするのは、(2019年時点では)大反対ですが、もし入りたいのなら一番お金が増える保険会社にしましょう。なんで大反対なのかは、知っておいた方が良いので、もしピンと来ない方はこちらの記事をどうぞ(工事中)。

保険初心者「あまり安く売りすぎたら赤字になって潰れちゃうんじゃないの?。」
最安の保険会社を選ぶとなると、ちょっと心配になる方もいるかもしれません。
でも保険会社もバカじゃないので、そうならないように価格は設定しています。保険は普通の商品と違って、契約期間が長期にわたるので、途中で保険会社が潰れたら偉いことになります。
よって株主はもちろん金融庁やら、国家の監督官庁からの監視も厳しいです。経営が危ないと色々指導が入ります。

初心者ブロガー「どうすれば最安値の保険会社を見つけられるの?」
保険だけでなく電化製品など色々な商品で価格が比較できる、価格ドットコムというウェブサイトで、色々比較できますが、あまりオススメしません。
定期保険のような死亡に備えるシンプルな保険なら、各社で比較することが簡単ですが、医療保険のように、色々な保障が組み合わさったり、微妙に支払いの条件が違ったりする保険だと、もはや素人には比較が難しくなります。
全く同じ内容の保険はなかなか存在しません。保険が難しいと言われる理由の一つかもしれません。
冒頭のチョコレートの例で言えば、ここで初めてスーパーマーケットなり、チョコの専門店にいくわけです。
保険見直し本舗や、保険の窓口といったCMでもよく聞かれる会社が、保険ショップというものです。ショップという名がついているだけあって、色々な保険会社を取り扱っています。
と言えば、教えてくれます。無料なので気軽に行けます。
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保険ショップの良し悪しはどう見分けるの?
一番安い保険を探すには、保険ショップに行くと親切に調べてくれて、候補を出してくれますし、会社間の微妙な違いがある場合には、丁寧に教えてくれます。
保険ショップの良し悪しとは?
保険は契約したら、そのまま放っておいて良いわけではなく、定期的に家計の状態や、家族構成の変化などに合わせて、契約を見直す必要があります。またいざという時に、色々聞ける相手がいた方が良いです。
そういう意味で、家の近くに店舗がある方が、気軽に色々聞けて便利です。
保険ショップだって会社ですので、潰れる可能性があります。そういう意味では、安定している大手の保険ショップをオススメします。
ちなみに保険ショップに限らずですが、営業マンや生保レディ、自分が契約した先の保険ショップなどが潰れたり、人が退職した時には自分の契約がどうなるか、よく知らない方が多いと思いますので、別途記事を書きますね(工事中)。
無料で気軽に相談できますし、筆者も、両親が生命保険に入るときには、近所にあった保険見直し本舗に行ってもらいました。
営業マンや生保レディの悪口を言っているわけでは決してありませんが、自分が信頼して契約した相手がいなくなって気軽に相談できなくなるリスクってやっぱり無駄だと思うんですよね。
もしそれでも知人や紹介された営業マンから保険に入りたければ、あなた死ぬまで面倒見てくれるんですか?と真顔で問いただして見ると良いかもしれません。
保険って誰から入ればいいの?という話は、下記の記事をどうぞ。
生命保険はどこで加入すれば良い?
保険に入りたいけど、どこで誰から保険に入れば一番得なのか分からないという方が意外と多いので、詳しく解説する記事を書きました。結論は、誰から入ろうと保険料は一緒です。ただし、メリットとデメリットがそれぞれ大きく異なるので、それを理解した上で選ぶのが大切です。さらっと読める内容です。
良し悪しを比べることが不可能
少しここで説明すると、営業マンや生保レディは一社専属、つまり取り扱える保険が、自分の会社のものだけなので、保険の良し悪しとかそれ以前の問題です。もしかしたら、というかほぼ確実に、他の保険会社で同じ保険にもっと安く入れます。
同じ理由で、ネットから保険に入るのもオススメしません。
シンプルな保険なら、ネットから契約できてしまう時代です。わざわざ店舗に行く必要もなければ、人に会う必要もなく楽チンではあるのですが、儀式と思って保険は物々しく入ることをオススメします。
高価な買い物ですし、自分では知らなかった観点や注意事項は、人と会って対面で説明されないと、ちゃんと理解できないことも多いです。保険はクーリングオフができるのですが、当然1ヶ月とか経ったらもう手遅れですし、あとあと後悔しないようにしましょう。